ダブルスでよくあることのご紹介。

それは、4ゲームをとったら、そこからポイントが取れない。

最終的には4-6や5-7で負けてしまうか、やっと6-4や7-5で勝利するという、4ゲーム獲得後がなかなかうまくいけないケースです。

4ー2でリードしているときは、試合の流れでゲームが進んでいきます、
しかし、4-0か4-1でリードしているときに、不思議とこの「4ゲームの魔物」が現れます。

特に、自分たちより強い相手とゲームをしてリードしているときに、顕著に出ます。

不思議ですね~?

自然と勝っているときの気のゆるみが出てくるのでしょうか?
一方、相手は、ゲームになれて自然体になってゲームができるようになるからでしょうか。

強い相手とやっていて、4-1か4-0になる時は、こちらはミスが少なくうまくテニスができており、相手はミスが多くペアーのコンビネーションもうまくいっていないケースが多いです。

こちらはあと1ポイント取って5-1か5-0になれば楽になるのに、それがうまくいかない。
それが実力というものでしょうか?

テニスは、勝利するためには、1ゲームを4ポイント(フィフティー、サーティー、フォーティー、そして1ゲーム目のポイント)とり、それを6ゲームとってやっと1セットを勝利、つまり4×6=24ポイントも取らなければ1セットを取れない。

強い相手は、最後の1ポイント、最後の1ゲームを取らしてくれない。
これは、24ポイントも取らなければ1セットを勝てないというところからきており、テニスは番狂わせの少ないスポーツと言われている。


強い相手を、2回続けて破れば、真にこちらが強いという自信を持って良い。
しかし、2回勝つということは、48ポイントも取らなければならないので、大変。

シングルスの場合は、「勝っている場合はペースを変えるな」と言われる。

ダブルスは、4人の考え方がそれぞれ違うので、同じペースで進むということが難しいし、出来ない。
では、どうすればよいか?
答えは、ペアー共に「勝っていると思うな!勝てると思うな!」ということです。

勝っているという意識、勝てるという意識が少しでもあれば、テニスがなぜか少し変わります。
なぜか、ペースが相手に傾きます。

早く5ゲームを取って楽になりましょう。

「勝っていると思うな!勝てると思うな!」